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pianist TAKANO

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抗えない魅力を感じたの・・・

2012.05.12 00:28|未分類
“彼には抗えない魅力を感じたの・・・”

こう言ったのは私が敬愛してやまないピアニスト・ルービンシュタインの奥様。

実に何年かぶりに“ルービンシュタインの回想”というドキュメンタリーを観た。


20近くも年の差があるこのご夫婦。

奥様のお父上(指揮者)とルービンシュタインが共演したことがきっかけだった。

おふたりともポーランド人。

出逢ったのはルービンシュタイン39歳、彼女はまだ19歳だった。



雪深き厳しい寒さのポーランド。

ある時、大雪のためデートに大幅に遅刻してきたルービンシュタイン。

寒い中待たされ少々ご機嫌斜めな彼女の表情。

待ち合わせの公園のショパン像に手をあて

“私は彼女と結婚する、とショパンが言ってるね・・”と

亡き夫との大切な思い出を丁寧になぞるように、

奥様は娘さんとともにその場所を訪れ佇んでいた。



後世の私たちからすれば、偉大なるピアニスト。生まれつきの天才。超越した世界の神のような存在。

天才の名を欲しいがままにしていたルービンシュタイン。

しかし19歳のとき演奏会で不評を得たしまったことをきっかけに、

その後4年余り、まったくピアノを弾けなくなる。

着るものも廃れ、お金もなくなり“死”を考え、

身に着けていたベルトを取り、バスルームの天井にベルトを縛り首を吊った。

あまりにもぼろぼろだったベルトは、身体とともにちぎれ落ちた・・・・。

“悲しさの涙の次は、可笑しくて笑ってしまったんだ”その時をそう振り返る。

その自殺未遂をきっかけに“生”ということへの強い意識を持つようになったという。


奥様との結婚はルービンシュタインの音楽人生の明らかな転機となる。

またその生への強い意識は、すべての人生を面白くする術を教えてくれたのだと奥様は言う。

たくさんの可愛らしい子供たちにも恵まれた。

精神的な充足をおぼえた。

奥様は、それまで練習嫌いで不真面目だったルービンシュタインに

ひとりじっくり練習に集中できる環境を提供した。

そこでさまざまなレパートリーを増やしていった。

そして演奏は安定し、演奏会も次々大成功をおさめてゆく・・・。

生まれつきの天才ピアニストは、実は大器晩成型のピアニストだったのかもしれない。



いつも自然で無理のないルービンシュタインの音楽が大好きである。



我が師匠も若い頃、来日公演のチケットを兄弟で協力し並んでとったと話してくれた。

レコードで聴きなれていたあの音を、実際に聴いた瞬間、

もうそれは喩えようのない美しさだったのよ。

そう感じたこと、一生忘れないわよね。。。。と。



“抗えない魅力”・・・・。

そんなふうに伴侶やパートナーに言われたら、たまらないですよね。

みなさんはいかがでしょうか。




亡き夫を回想する奥様の瞳は、

ルービンシュタインの音以上に、神々しく光輝く美しさを放っていた・・・・。
























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